全経連の分析。〜科学技術・研究開発分野での格差広がる
全国経済人連合会(全経連)は、韓国のグローバル企業の競争力が日本の4分の1レベルにとどまると分析した分析を18日、明らかにした。
全経連が2012年の世界の輸出市場占有率1位の品目数、日韓両国のグローバル企業の競争力を比較した結果、日本は231品目で1位を占めたのに対し、韓国は64個にとどまった。中国が浮上するにつれて、両国ともシェア1位品目数が減少したものの、両国間の格差は、この数年間そのままだ。
フォーチュン500企業にランクインしている両国の企業は、日本57社、韓国17社をそれぞれ記録した。2013年の「世界100大革新企業」も韓国はサムスン電子・LG電子・LS産電など3社が名を上げるに止まったが、日本はトヨタ・パナソニック・日立・ソニー・富士通・三菱重工業など28社が革新的な企業に選定された。
両国は、製造業よりも、科学技術の研究開発(R&D)分野で格差を見せている。日本は科学分野のノーベル賞受賞者を16人排出したが、韓国は皆無である。欧州委員会が2012年R&Dの規模を基準に発表した世界R&D 2千企業には、日本353社、韓国56社の企業が名を連ねた。実際、日本は研究開発費1兆ウォン(1000億円)を超える企業は29社有るのに対し、韓国はサムスン電子・LG電子・現代自動車の3社だけだ。
日本は企業の競争力だけでなく、全体の経済規模でも韓国を4倍程度上回っている。2013年の国内総生産(GDP)は韓国が1兆2千210億ドル、日本4兆9千10億ドル(4倍)を記録し、7月末現在の株式市場の時価総額は韓国242兆4千161億ウォン、日本793兆556億ウォン(3.8倍)である。
全経連の常務は「最近、日本の企業が再びグローバル競争力を回復してきている。主力産業でも、私たちを追い越している」とし「企業は競争力強化のために努力して、政府も起業しやすい環境を作らなければならない」と強調しした。
【記事】
http://www.yonhapnews.co.kr/economy/2014/08/18/0301000000AKR20140818065200003.HTML