サムスン電子が揺らいでいる。第2四半期に続き、第3四半期にもアーニングショックレベルの決算を発表するとの観測が出てきており、さらに悪いことに、中国のスマートフォン市場で低価格中心のシャオミに1位を明け渡す「事件」まで起きた。サムスン電子が世界の格安スマートフォン市場で1位の座を奪われたのは初めての事である。あげくの果てに、業界では「サムスン電子の全盛期は終わった」という言葉まで出てきている。
簡単に言うと、サムスン電子の業績不振の原因は、「スマートフォン」にある。主力事業であるスマートフォンやタブレットの販売が減少した上、在庫削減の為のマーケティング費用まで増加し、業績を直撃したのである。
そして苦戦しているのは、「中国」の影響が大きい。中国企業が中低価格のスマートフォン攻勢を浴びせており、サムスン電子は、中国のスマートフォン市場で1位の座を相次いで奪われるという屈辱まで経験し、サムスンは「中国のスマートフォンの危機」でグラグラという状態である。
問題は、このような現象が中国だけでなく、インドでも明らかになったという事実である。インドのスマートフォン市場では、まだサムスンがかろうじて先行しているが、今後の市場占有率は断言できない状況である。
香港法人の金融アナリストは、「中国のスマートフォンメーカーが低価格攻勢を繰り広げているが、サムスン電子は、競合他社よりもはるかに高い価格で製品を販売している」とし「結局、第2四半期、サムスン電子が得られたのは、あふれる程の在庫だけだった」と述べた。
【記事】
http://www.sisaweek.com/news/articleView.html?idxno=28000