輸出企業が円安の直撃を受けている。特に為替に影響を受けやすい中小企業への打撃が深刻だ。日本企業に比べ価格競争力が悪化し、売上高の減少と収益悪化が続きひどい状態だ。一部の製品は、日本製が韓国産よりも安価になる価格逆転現象も起きている。
素材金型メーカーK社の代表は「日本製品が私たちの製品よりも安くなる日が来るとは思わなかった」とし「円安の為に、年初から日本の金型製品が韓国産よりも10〜20%ほど安くて、海外市場での競争力が大きく悪化している」と説明した。彼は「2年前までは、私たちの製品が価格や納期で競争力が優れていたが、今では納期の競争力だけが残った」と話した。
セラミック、大理石などの原材料を生産するA社は「円安の影響で、今年の収益率が10%ほど低下した。2年前に比べると20%減となる。100%に達していた工場の稼働率は、最近70%のレベルまで低下した」と話した。
業界では、政府の対策を求める声が高まっている。中堅企業連合会政策センター長は「国内の中小ㆍ中堅企業が部品素材を開発し、国産化に成功しているが、円安が続く場合は、競争力の弱体化で全ての投資が水の泡になる事もある」と指摘した。
中小企業中央会の関係者は「価格競争力で勝負する輸出業者は、円安の影響ですべてが難しくなっている」とし「技術競争力を備えた企業でさえ、収益性が悪化しており、政府の対策が切実だ」と説明した。
【記事】
http://vip.mk.co.kr/news/view/21/20/1204807.html