45億アジア人の「スポーツの祭典」2014仁川アジア競技大会組織委員会の未熟な運営などに物足りなさを残したまま大会は終了した。組織委員会は2兆2000億ウォンを投資して、16の競技場を建設するなど、アジア大会成功のために努力を傾けた。
しかし、大会期間中のノウハウ不足と準備不足であちこちで不協和音が発生した。開会式から運営の未熟が明らかになった。聖火点火者を事前に公開して開会式の士気を奪って、十分な教育と訓練を経ていない組織委員会の要員とボランティアは、あちこちで運営の問題点を露見させた。
大会日程が始まった後も、共同取材区域の運営が不十分で、記者会見の通訳不足などの準備不足が相次いで指摘された。十分な準備もなく現場で抗議を受けて悪戦苦闘していたボランティアと通訳要員は、不十分な食事など労働条件まで良くないという二重苦に苦しめられた。競技やトレーニングを終えた選手が選手村に帰るバスがつかまらないというトラブルも有った。突然変わるシャトルバスのスケジュールも多くの指摘を受けた。
不十分だった仁川アジア競技大会の競技運営をこれ以上繰り返してはならないというのがスポーツ界の全体的な声だ。2015光州夏季ユニバーシアード大会と2018平昌冬季オリンピックなど、今後韓国内で行われる主要な大会の運営委員会は、今回のアジア大会を「他山の石」としなければならないという指摘が出ている。
【記事】
http://www.asiatoday.co.kr/view.php?key=20141005010002291