「世界5位の自動車メーカーというのは、本当に素晴らしく感じられます」2日、フランス・パリで開かれた「2014パリモーターショー」に参加した現代自動車の若手の社員は、その新車紹介の現場を見ながら感激の表情を浮かべた。トヨタやフォルクスワーゲンだけでなく、今回のモーターショーを契機に復活したプジョーとシトロエン、ルノーなどフランスの「ビッグ3」と比べても、現代・起亜車に少なからぬ興味を持って撮影する人々が多いからである。実際、パリベルサイユ展示場には、4586m2規模で設置された現代・起亜自動車のブースでは、各国の外信と自動車メーカーの関係者で足の踏み場が無いほどだった。
現代・起亜車展示場の向かいには、日本の自動車メーカーである三菱とマツダのブースが特別の関心も集められないままみすぼらしく存在していた。過去、現代車は三菱のエンジンを使用してポニー(1975年)とステラ(1982年)エクセル(1985年)を作った。起亜自動車も1974年のマツダのファミリアをもとにブリサを作りながら乗用車の技術を蓄積した。かつて現代・起亜自動車の師匠格であった日本企業が、世界の自動車業界の速い流れについて行くことができなくて、結局2流に押し出されているのだ。
現代・起亜車も危機に適切に対応していかなければ、この日本企業のように、いつでも墜落する可能性がある反面教師となる現場だった。今回のモーターショーに参加した現代自動車のスタッフが、華やかにライトアップされる自社の車だけでなく、目の前にあるみすぼらしい日本の会社の現実も、冷静に見守った事を期待している。
【記事】
http://news.donga.com/3/01/20141005/66964937/1