12日、業界によると、日本のNHK傘下の「NHKメディアテクノロジー」は、11月の国際放送機器展(InterBEE)の期間中、創立30周年記念技術展を開き、世界初の8K 3D実写映像「WISH」を公開する。ピエロと少女の神秘的な世界を描いた4分の短編である。NHKは、映像制作のために25年間蓄積した3D技術を総動員し、既存の3D機器を8Kに合わせて改造したと説明した。22.2チャンネルの立体音響も実装されている。
日本は、2012年にソニーの世界初の8Kカメラ「F65」を皮切りに、8K映像の分野でかつての先導的位置づけを確立した。ソニーは、F65を用いて今年2月と6月に、アメリカスーパーボールとブラジルワールドカップを8K撮影・製作に成功したし、シャープも2012年に8Kスクリーンを構築している。
F65開発責任者であるソニーの前田氏は、「8Kは当面の活用よりも、これに基づいた技術を蓄積して応用することが目標」と8Kの技術蓄積に乗り出す背景を紹介した。
業界関係者は「マイクロソフトが、Windows10で8Kをサポートするというし、世界のすう勢は8Kを見据えている」とし「「4K TVの世界1位」に陶酔していると「2018年8K時代」を宣言した日本の映像分野に逆転される事もあり得る」と憂慮した。
【記事】
http://www.etnews.com/20141010000917