北朝鮮がエボラ拡散防止のために、外国人観光客の入国を制限することにしたとAFP通信が23日、報道した。北朝鮮観光を専門とする旅行会社3社は、この日声明を通じて、追加の通知があるまで旅行者の入国を禁止すると明らかにしてきたと紹介した。しかし、外交関係者やビジネスマンも、今回の措置の対象に含まれるかどうかは知らされていないという。
中国北京に拠点を置く英国系北朝鮮専門の旅行代理店である高麗ツアーは「最近、北朝鮮側のパートナーがエボラ拡散の脅威に効果的に対処するために、国境を閉鎖して明日(24日)から外国人観光客を受け付けないと知らせてきた」と述べた。北朝鮮の政策はしばしば変わる事があると明らかにした上で「このような政策がどの程度の期間、適用されるかは分からない」と付け加えた。
しかし、国境地域の中国の旅行代理店3社は、これと関連して、いかなる情報も受けとっていないと明らかにした。
一部の国では、エボラ拡散の懸念のために、発病国の乗客の入国を制限したり、一部の航空路線の運航を停止したケースは有るが、外国人観光客の入国を禁止した国は一つもない。AFP通信は、もしこのニュースが事実の場合、北朝鮮は、外国人観光客の入国を禁止する最初の国になると見られると伝えた。ツアー関係者は、北朝鮮の国境閉鎖方針は、今回が初めてではないと明らかにして「2003年にSARSが広がった当時、北朝鮮は3ヶ月間外国人観光客の入国を中断した」と述べた。
【記事】
http://news.donga.com/3/00/20141023/67400518/1