「レクサスは韓国の輸入車市場でマイナーブランドという認識が大きいです。しかし、レクサスを愛するお客様への感謝の意味でブランド体験館を開設しました」10月23日夕方、ソウル蚕室ロッテワールドモールで出会ったトヨタ自動車の日高常務(東アジア・オセアニア本部長)に、なぜ韓国にレクサス体験館(コネクトツー)を開いたのかと尋ねると、すぐにこのような返答がかえって来た。
トヨタの高級車であるレクサス体験施設が出来たのは、アジア諸国の中では韓国が初めてだ。この日、レクサス体験館のオープンイベントを祝うために韓国を訪れた日高常務は、トヨタ・レクサスブランドの定着のためには、顧客満足度が重要であると強調した。彼は「トヨタは、各地域の社会貢献活動にいつも心を砕いてる」とし「韓国社会に貢献しようと、新しい施設を作った」と話した。自動車店ではなく、ブランドの展示館を輸入自動車会社が運営しているのは、トヨタが初めてである。韓国の顧客への関心と愛情がなければ、このような施設への投資は、容易ではない。
イ・ビョンジン韓国トヨタ理事は「コネクトツーは、自動車を販売する場所ではなく、お客様がリラックスできる休憩スペース」と紹介した。プレミアムブランドを目指すレクサスは、輸入車の市場占有率が3%に過ぎない。年間1000万台の車を販売するトヨタに1万3000台の販売実績を上げる韓国市場は、実際ちっぽけな存在かもしれない。しかし、トヨタはグローバル市場の競争相手である現代自動車の地元でもっと愛される車になるための努力を怠っていない。
【記事】
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