イサムウン起亜自動車代表取締役社長<写真>が31日、辞意を表明した。
起亜自動車は、イ社長が今年の賃金および団体交渉の長期化で莫大な生産支障が発生した上、誤った交渉慣行を打破できなかったことについて責任を負うとして、辞意を表明したと明らかにした。起亜自動車によると、イ社長は「毎年ストライキに出る労組の誤った慣行に警鐘を鳴らし、自動車産業の労使関係を正さなければならない」という意志を明らかにしたという。イ社長はまた「このまま誤った労使関係が続けば、韓国の自動車産業の生産基盤が今以上に居場所を失って没落してしまうだろう」とし「結局、自動車業界に従事している従業員も職を失う事になるなど、労使共に致命的な結果を招くだろう」と懸念を示したという。合わせて「今でも合理的で成熟した労使交渉の文化を定着させることによって「ウィン-ウィンの関係」を構築することが急務である」という意向を明らかにした。イ社長は、特にソレント、カーニバルなどの新車が大きな人気を呼ぶ状況で、労組のストライキを妨ぐことが出来なかったことにより、お客様の納車待ちが長くなったことについて、重大な責任を感じたと伝えられた。
起亜自動車は、今年6月12日から10月23日まで続いた賃金団体交渉の過程で労組の特別勤務と残業拒否により、6万9千359台の生産支障と1兆771億ウォンの損失が発生した。これに伴い、カーニバル1万2千台、ソレント1万台などの新車の納車待ちが発生した。
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