アメリカの裁判所が人間と違うという理由でチンパンジーの自由を許さなかった。
AP、AFPなど主要外信によると、5日、アメリカの動物団体がチンパンジーも人間のように自由の権利があり、所有者の監禁から解放されなければならないと主張した訴訟を裁判所が棄却した。
アメリカの動物保護団体「非人間の権利プロジェクト」は、ニューヨークアルバニー近くの農場で、閉じ込められて過ごす「トミー」という名前のチンパンジーに代わって主人を相手に訴訟を提起した。この団体は訴状で「チンパンジーは自律的であり自分で決めることができる存在」とし、自分の意志とは関係なく檻に閉じ込めているため、人身保護法を適用して自由を勝ち取る権利があると主張した。
これに対し裁判所は「チンパンジーは人間とは異なり、法律上の義務や社会的責任を全く履行することができない」とし「人間が享受する基本的権利をチンパンジーにも適用することは不適切であると判断する」と却下した。裁判所は「現在の法律では、人間という存在だけが法が保証された権利と義務を享受することができる」とし「チンパンジーは人間が一緒に暮らすときの社会的契約を理解することができず、また、そのような前例もない」と付け加えた。
裁判所の判決後、この団体は、すぐに控訴する意向を明らかにした。
【記事】
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002060172&PAGE_CD=N0001&CMPT_CD=M0019