主要電子企業がスマートフォンの次の果実にしているスマートウォッチの競争が新年から更に激しくなる見込みである。主な市場調査機関は、来年のスマートウォッチ市場の成長を予想しており、主要メーカーもより差別化されたスマートウォッチの開発に力を注いでいるからである。
22日、市場調査機関キャナルレスによると、来年のスマートウォッチ市場は今年より300%増加した2800万台規模になると予想されている。現在、サムスン電子とアップル、LG電子、ソニーなどがスマートウォッチをリリースした中で、アップルの「アップルウォッチ」が新年のスマートウォッチ市場のテープを切る。
アップルがiPhone6を公開して、共に披露したアップルウォッチは、iPhoneユーザーが多い北米地域を中心に注目される見込みである。市場調査機関ガートナーの責任研究員アンジェラ・マッキンタイアは「最低349ドルから始まる、多様な価格帯のアップルウォッチモデル3種類は、iPhoneと同じ高価格戦略で市場シェアに制限を受けるだろう」としながらも「しかし、製品のデザインとユーザーインターフェイス(UI)に気を使っており、多くのユーザーを集めるだろう」と予測した。
モバイル決済市場が大きくなることも、アップルウォッチには好材料だ。NFC(近距離無線通信)機能を備えたアップルウォッチでアップルペイを使用する場合、スマートフォンを取り出して決済するよりも簡単にサービスを提供することができるからである。
独自の3G通信機能を備えたギアSを披露したサムスン電子とGウォッチRシリーズを打ち出したLG電子も、より進化したスマートウォッチを披露し、スマートウォッチ市場の主導権取り合いに乗り出すものと見られる。
現在のスマートウォッチ市場は、ギアSをはじめギャラクシーギアフィットなど、さまざまな製品をリリースしたサムスン電子が主導している。サムスン電子は昨年、国際家電博覧会(IFA)でギャラクシーギアを初めてリリースした後、昨年第3四半期から4四半期連続でスマートウォッチ市場で1位を記録した。
手首につけて一日中使用する時計の特性上、スマートウォッチのバッテリーは解決すべき課題として挙げられている。ユーザーは長いバッテリー寿命を望むが、メーカーは、機能だけでなく、軽量でスタイリッシュなデザインを考慮しており、大容量バッテリーの搭載が難しいからである。
独自のユニークな機能の開発もメーカーの悩みの種だ。今年登場した製品のほとんどがスマートフォンとの連動とヘルスケア機能に焦点を当てており、ユーザーの立場から見ると、デザインと価格のほかに大きな違いを見つけることは困難たからである。
【記事】
http://www.ajunews.com/view/20141222134717728