浦項籍の大吉号が機関の故障で25日午前、日本側EEZ(排他的経済水域)を侵犯したことと関連し、日韓海上警察が共同調査を行った結果、日本海域を侵犯したが、不法操業をしていないことが確認された。しかし、大吉号が日本海域内で日本の巡視船の停船命令に応じなかったことに対しては、担保金(300万円)の支払いの保証を確認した後、同日午後9時頃釈放されたと釜山海洋警備安全署が伝えた。
大吉号(27トン級・乗船員4人)はこの日午前9時51分頃、釜山生島南東側15マイルの海上で機関故障を起こし、日本側EEZを侵犯した。日本の海上保安庁所属の巡視船2隻がすぐに漁船に接近し、釜山海洋も通報を受けて警備艦艇2隻を現地に急派して、両者は漁船を間に置いて対峙するなど、一時緊迫した状況となった。釜山海洋は、漁船が機関故障を起こして起こった事案であるだけに、日本側と共同調査を行うことを要求した。双方は、各3人ずつ6人の共同調査団を構成して、大吉号船長などを対象に侵入経緯を調査していた。
釜山海洋は、大吉号が韓国内の港に入港し次第、事件の経緯の調査をする予定である。
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