【アンカー】ここ数年間、韓国のIT市場をリードした孝子(こうこう)品目のうち、スマートフォンが昨年、苦戦しました。そして今年の見通しもあまり明るくありません。13億自国市場を足場に急速に成長している中国企業に加え、アップルの攻勢も侮れないためです。
【記者】昨年9月に発売されたサムスン電子の戦略スマートフォンギャラクシーノート4。世界市場で1,200万台以上が販売されましたが、サムスンの不安は相変わらずです。サムスン電子の昨年第3四半期の世界スマートフォン市場シェアは24%台で、前年より8%ポイント近く急落したためです。同じ期間、アップルのシェアは小幅上昇しました。
さらに大きな問題は、中国企業の躍進です。昨年第3四半期の世界スマートフォン市場の3位から5位まで、中国企業が名を連ねました。LG電子は5位の外に押し出されました。問題は、価格競争力を前面に出した中国企業の世界市場攻略が今年より一層強まることにあります。
【インタビュー:経営大学教授】「今、サムスン電子は中国企業の追撃を受け、アップルに轢かれる状況にあるので、サムスンはハードウェアベンダーというよりは、ソフトウェアメーカーとしての姿を正しく見せなければなりません。韓国のスマートフォンメーカーは、中低価格のラインアップを強化し、コストの削減を通じて不振の挽回に出るという戦略だが、世界のスマートフォン市場自体が飽和という状況で、以前の需要を導き出すのは容易ではない展望です」
【記事】
http://www.ytn.co.kr/_ln/0102_201501030459542936