サムスン電子が半導体の善戦に支えられて、業績の下落に終止符を打った。
去る8日、サムスン電子は昨年第4四半期に5兆2000億ウォンの営業利益(暫定)をあげたと発表した。「最悪の成績表」を書いて提出しなければならなかった昨年第3四半期(4兆600億ウォン)より28%増加した数値で、一期ぶりに5兆ウォン台を回復し、反発の機会をつかんだ。業界では、サムスンの半導体事業の利益が拡大したものと見ている。昨年の第4四半期の業績回復の1等功労者は、半導体である。
今、市場の関心は、サムスン電子の昨年の第4四半期より、今年の第1四半期の業績に集まっている。第1四半期は、季節的に伝統的なオフシーズンのため、本物の実力があらわれるだけに、第1四半期は業績の反発か墜落の重要な分岐点になると思われる。もし、今年の第1四半期が昨年第4四半期よりも良くなった場合、業績の反発が続くと予想される。市場は、サムスン電子の半導体の業績拡大が続いており、スマートフォンの劣勢が回復される局面だと判断している。つまり、第1四半期の業績の予想も肯定的に見ている。
NH投資証券によると、2015年の半導体部門の営業利益は13兆1000億ウォンで、2014年度比で50%増加すると予測されている。中低価格フォンも、様々なラインナップを構築し、中国、インドとの競争で先んじるという方針である。サムスンは先月、世界最大の市場である中国でギャラクシーAを発売し、中低価格フォン市場攻略の本格化に乗り出した。最近では、インドのギャラクシーAはもちろん、これより更に手頃な価格のギャラクシーEシリーズを発売した。この二つのモデルの成否が、第1四半期の結果にそのまま現れるだろう。
【記事】
http://biz.heraldcorp.com/view.php?ud=20150109000777