政府が北朝鮮と共同で歴史教材を編纂(へんさん)することにした。日本の慰安婦強制動員の事実の否定と独島領有権主張、中国の東北工程など周辺国の歴史歪曲に反論する教材も一緒に作る計画だ。
3日、教育部傘下の国史編纂委員会は、このような内容を骨子とする「韓国史南北協力事業の中長期発展計画」を用意したことが分かった。2024年まで、今後10年間で段階的に南北が共同で歴史を研究して成果を共有して、北朝鮮の学者を招いて共同セミナーを開催する一方、南北の共同学会・共同研究所を設立する「ロードマップ」が含まれている。教育部は、このために、南北協力・交流の項目で、今年2億2800万ウォンの予算も別に策定した。
委員会は、私たちの「韓国史」と北朝鮮の「朝鮮史」を比較研究して、来年に韓国史教科書、2017年下半期ごろに世界史教材、そして2018年上半期に歴史歪曲反論教材を共同発刊するという目標を立てている。
韓国史の教科書には、日帝治下の独立運動など、南北の歴史学界が共同で関心のあるトピックを入れて、6・25韓国動乱(朝鮮戦争)などの近現代史の敏感な部分は除外することにした。
【記事】
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20150204001003