共鳴音とは空気が流れて響く音をいう。自動車でこのような現象が出た場合は、甘んじて受ける必要がある騒音だろうか、または欠陥としてみるべきか。
去る6月に発売された起亜自動車の「オールニューカーニバル」に、このような問題点が現れると、一部オーナーがほぼ半年間、会社に対策を要求してきた。起亜車側では、当初車体の欠陥ではなく、自然な現象だとしながらも、最近、改善された部品を準備したことが分かった。車の異常音は、車両の問題と見なされ、不安感を抱かせるのに十分だ。
オールニューカーニバルのネットコミュニティでは「カーニバルには、全身マッサージ機能がある」という話題が出るほど不満の声が高い。カーニバルのオーナー、ジョンさん(43歳、仮名)は、「私の車で感じられる現象は、ディーゼル車特有の音とは違います」とし「(エンジンの回転数が)特定の区間で車両がひどく震えて騒音が発生する」と訴えた。もう一人のオーナーは「車が納車される前から、共鳴音の問題をネットのグループで知っていた」とし「最初は分からなかったが、走行距離3000kmが過ぎたころから確かにひどくなっている」と述べた。
車の欠陥を管轄する交通安全公団傘下の自動車欠陥申告センターには、カーニバルの共鳴音関連の届出が昨年12月19日から集中的に続いた。2月6日現在までに、約100件が受付されるなど、申告件数が急激に増えている。
ディーゼルエンジンは、ガソリンとは異なり、点火プラグなしでエンジン内の空気だけ吸入した後、強く圧縮させる。この過程で圧縮空気の温度は約500度に達する。この時、軽油燃料が高圧にまかれて爆発が起きて、振動や騒音が伴う。しかし、新型カーニバルは、700〜800rpmで車体の震えにより、ブルンブルンという音が発生するというのがオーナーの主張である。
起亜自動車の正規サービス整備担当の関係者は「ユーロ6基準に合わせるために、アイドリング時のエンジン回転数の設定値が低く設定されているようだ」とし「煤煙低減装置(DPF)が動作するような現象が出てくる可能性もあるだろう」と判断した。彼は続いて「本社で改善部品が出てきたという文書が降りてきた」とし「来月から順次、不便を感じるお客様に「エンジンマウント(engine mounting)」を交換することができるだろう」と述べた。
【記事】
http://news.donga.com/3/01/20150206/69519759/2