サムスン電子の暫定決算発表が明日に迫った中、推定値を上回る決算を出すだろうという展望が出てきて期待感が高まっている。半導体とスマートフォン事業が「両輪」となり、全体的な業績を牽引するだろうという分析である。
6日、金融情報提供業者エフアンドガイドによると、国内の主要な証券会社26社が推定したサムスン電子の今年第1四半期の営業利益は、5兆4200億ウォン水準である。年初に予想していた5兆ウォン台序盤と比較すると10%以上増加した。親孝行事業である半導体と共に、これまで不振だったスマートフォン事業も回復傾向を示し、今年第1四半期、サムスン電子の業績が市場予想を上回るという市場の見通しが支配的である。
半導体事業の第1四半期の営業利益は、2兆ウォン台後半で、前期(2兆7000億ウォン)より増加するとの見通しである。システムLSIの場合、それまで収益性で困難を抱えていた20ナノ工程の固定費負担が減少し、赤字幅は減少すると予想される。
業績不振の最大の原因だったスマートフォン事業も業績改善に成功した雰囲気である。IM部門の第1四半期の営業利益は2兆4000億〜2兆5000億ウォン水準と推定される。これは、前期比20%以上増加した数値だ。スマートフォンの出荷台数の好調に加え、ギャラクシーS6効果のおかげで、主力事業としての誇りを回復することが出来るだろうという展望だ。
イ・スンウIBK投資証券研究員は「第1四半期は、ギャラクシーA、E、Jシリーズの販売が好調で、スマートフォンの販売台数は8200万台に増加すると予想される」とし「ギャラクシーS6の出荷量は第1四半期が300万台、第2四半期2200万台が予想され、ギャラクシーS6効果は、第2四半期に、より本格化するだろう」と述べた。
ただし、TVと生活家電などの消費者家電(CE)部門は、オフシーズンの影響を避けることができないものと見られている。第1四半期はオフシーズンの上、世界のTV市場の競争の激化が続いており、マージンの圧迫が避けられないという見方である。
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