20日、韓国貿易協会済州支部が発表した「2015年3月済州地域の輸出入動向」によると、先月の済州地域の輸出額は1097万1000ドルで、前年同月と比較して23.3%増加した。上半期中に輸出実績が1000万ドルを超えたのは、今回が初めてである。
最も貢献したのは、モノリシック集積回路である。昨年、本格的な輸出を始めて以降、毎月順調で438万7000ドルの輸出額を記録した。船舶推進用エンジンの輸出額も42万8000ドルを記録し、前年同月と比較して92.5%増加した。
しかし、農水産物の輸出の減少は続いた。ヒラメ類が前年同月比で1.8%下落した216万ドル、サザエは37.4%減の65万4000ドルを記録した。唯一、洋蘭(シンビジウム)(27万6000ドル、27.6%↑)だけが増加した。しかし、洋蘭も対日輸出が年初に集中している特性上、今後については不透明だ。
国別では、日本への輸出が333万9000ドルで最も多かったが、前年同月比では34.2%も減少した。集積回路の輸出に支えられて、対香港の輸出が増え(325万6000ドル、203%↑)、近い将来「第1輸出国」が日本から香港に変わるかもしれない状況である。
韓国貿易協会済州支部の関係者は「円安に加え、昨年の消費税率引き上げによる日本国内の消費萎縮が農水産物輸出の減少の原因」とし「代表的な輸出品であるヒラメの場合、今年1月以降の減少幅がやや鈍化しており、今後の日本国内の消費需要の動向が輸出回復のカギ」と述べた。
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