23日、日本円が100円= 900ウォン台が崩れた。2008年2月以来、7年2ヶ月ぶりの最低値だ。円安現象が深まると、韓国の海外旅行会社は、毎月の実績更新のたびに歓喜をあげている。日韓国交正常化50周年を迎え、両国の観光業界が昨年から大規模な訪問団を送るなど活発な交流をしているが、円安の影響で、そのバランスが崩れた形となっている。日本を訪れる韓国人は40%以上増えた一方、韓国を訪問する日本人は、18%減少したためである。
23日、韓国観光公社によると、訪韓日本人観光客は、今年第1四半期(1〜3月)に50万1151人で、前年同期(60万9061人)に比べ17.7%減少した。昨年、日本人観光客が228万434人で17.0%減少したことに続き、減少傾向が続いている。
一方、日本を訪れた韓国人観光客の数は、昨年6月までは減少傾向を見せていたが、ウォン円相場が100円=1000ウォンを割り込んだ8月から急増した。訪日韓国人の数は、昨年9月から今年2月までの6ヶ月間で165万6898人(月平均27万6150人)で、前年同期(116万3538人、月平均19万3923人)に比べて42.4%増加した。
日本旅行の専門業者の「旅行博士(会社名)」の関係者は「日本への海外旅行は、ほとんどの旅行会社が過去最高の実績を更新している」とし「円の価値が大幅に落ちた3、4月は、例年より更に良い状況だ」と明らかにした。
実際、旅行博士は、3月20日から4月10日まで、九州4600人、大阪2500人の旅行者を送って、前年同期比で100%増加したと明らかにした。ハナツアー(旅行会社名)も、3月に南九州(前年比117%増)、大阪(157%増)などを中心に、桜を楽しもうという顧客が集まり、4月にも南九州(127%増)、北九州(83%増)、大阪(101%増)、東京(99%増)、北海道(185%増)で円安効果を満喫しようとする韓国人観光客が集まった。
大学講師のキム・スヒョン氏は「今まで一度も日本へ旅行をしたことがない」としながらも「放射能汚染が減ったであろう北海道に家族旅行を考えている」と述べた。旅行博士の関係者は「2〜3年前までは、北海道旅行の費用が1人当たり100万ウォンをはるかに超えていたが、最近の円安に加え、格安航空会社(LCC)が増えて70万ウォン台まで落ちて、旅行心理を刺激している」と説明した。
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