現代重工業の今年の賃金交渉の「挨拶会」の遅延が予想よりもはるかに長くなる見通しである。労組は、すでに3回も交渉の場に来るように会社側を圧迫しているが、会社側が釜山地方労働委員会に依頼した交渉分離申請の結果が遅れる模様で、来月の20日ごろに出てくる可能性が高いからである。
会社側は去る20日、釜山地方労働委員会に生産職労組と一般職労組の交渉の分離を申請した。会社側は20日付けの人事ジャーナルで「労組は、今年初めに設立された一般職労組とまとめて交渉をしようと要請したが、現代重労組と一般職支会は、労働条件などで多くの違いがある」とし「これに対し会社は、現代重労組と一般職支会と分離して交渉を進めるべきだと考える」と明らかにした。合わせて会社側は、労働組合が現在進行中の代表取締役退陣運動についても「労組が交渉相手として、会社側を認めていない」とし、「挨拶会」拒絶理由の一つとして提示した。
一方、労組側は、28日にも再交渉の動きを見せて会社側を圧迫する計画である。労組はすでに、先月中旬に賃金交渉要求を確定し、先月23日には出征式まで終えているのである。
このように、交渉分離問題などをめぐって労使間で摩擦が生じて、現代重工業の今年の賃金交渉は、昨年より約一ヶ月遅れて開始される見込みである。現代重工業の昨年の賃金団体協議の挨拶会は、5月14日に実施された。組合のある重要な関係者は「会社側との賃金交渉の挨拶会のために、現在代表取締役退陣運動も中断した状態」とし、会社側の挨拶会への応対を促した。
【記事】
http://news1.kr/articles/?2251061