タチウオの操業に出た済州の漁船が日本海域で相次いで拿捕されている。特に摘発された漁民が日本政府の強化された処罰によって「罰金爆弾」にあっており、(漁獲量の)重量管理などの注意が求められている。
1日、済州(チェジュ)漁業管理事務所によると、排他的経済水域及び大陸棚に関する法律(EEZ法)違反で日本政府に拿捕された韓国漁船は、△2010年に13隻△2011年13隻△2012年9隻△2013年12隻△2014年11隻△2015年4月現在5隻など、計63隻に達している。このうち、今年拿捕された5隻を含めて、済州船籍の漁船だけで31隻と半分を占めているのが実情である。これはタチウオの漁場が済州島近海ではなく、日本EEZに形成されている上、韓国に割り当てられたタチウオの漁獲量の90%を済州漁民が担当しており、操業中の制限違反などで、日本政府に相次いで拿捕されているからである。
このような事情で摘発された済州の漁民が「担保金爆弾」に苦しんでいるのである。日本政府は、昨年12月から操業日誌不実記載に基づく罰金を30万円から300万円(約2750万ウォン)に10倍引き上げたのに伴い、今年済州漁船が支払った担保金だけで1億4500万ウォンに達しているのだ。
これに対して一部の漁民は、誤差の範囲を許容する韓国とは異なり、(漁獲量が)5キロしか超過していないのに摘発する日本政府への不満と魚種別ごとに漁獲量を割り当てる日韓漁業協定に対する不満が続いている。
道内の漁業関係者は「一度(漁に)出るたびに、30日から45日間操業するうえ、漁獲量も制限されており、漁民の立場からすると、一匹でも多くの魚をとりたいと思う他はない」とし「担保金も問題だが、漁業停止などの追加処分まで続くと、すぐに食べていける道が絶たれてしまう」と吐露した。
【参考記事】
済州漁船日本EEZで違法操業の疑いで拿捕〜担保金300万円で釈放
http://gaishin.seesaa.net/article/415299563.html
【記事】
http://www.jemin.com/news/articleView.html?idxno=360989