抜粋:韓国、日本、中国、欧州への輸出に「赤信号」〜対日輸出は-22%減少
我々の経済の支えである輸出の環境が今後もあまり明るくないという見通しが出てきた。為替レートに伴う価格競争力が弱体化され、貿易相手国の経済成長率が縮小されたことによるものである。
現代経済研究院は5日、このような内容を骨子とする「最近の輸出低迷の要因別分析と示唆点」というタイトルの報告書を出した。報告書によると、日本、ヨーロッパ、中国など主要国への輸出が減少していることが分かった。唯一、景気が回復局面に入っているアメリカへの輸出のみが良好な姿を見せている。
韓国の輸出増加率は、今年第1四半期に前年同期比で2.8%減少したことが分かった。昨年の第3四半期、第4四半期に前年同期比で3.6%、0.9%上昇したのと比較すると、最近の輸出不振は、より一層大きく落ちた姿である。これを国別に見ると、アメリカを除く主要輸出国で低迷を見せたことが分かる。実際、対日輸出は-22%、ヨーロッパは-21.1%、中国-1.5%など概して振るわない。
現代経済研究院は、このような不振を為替レートによる価格競争力の低下と主要国の経済成長の低下による輸出の減少が原因と分析した。
【対日本・ヨーロッパへの輸出】
まず価格競争力の低下と低迷する経済成長率が有り、日本の場合、安倍首相の経済政策であるアベノミクスの推進によって対円でウォンが比較的高評価されている。このため、私たちの商品の価格競争力は、大幅に弱体化された状態だ。ウォン/円の名目為替レートが10%下落すると、韓国の総輸出が9.2%減少すると推定されており、日本の円安が持続すればするほど、韓国の輸出不振は更に悪影響を及ぼすものと見られる。
ヨーロッパの場合も、日本と同じような姿である。対ユーロの韓国ウォンの価値は、2006年第1四半期以降、最も高く評価された状態で、ヨーロッパの経済成長率も昨年第2四半期に1.3%、第3四半期1.2%、第4四半期1.3%で、マイナス成長では無いが、1%台の低い成長率を見せている。
【対中国・アメリカの輸出】
対中国の輸出は、まだ状況が良い方である。それは、価格競争力が確保がされているからである。問題は、中国の経済成長鈍化に伴う輸入需要の不振である。過去、10%台の高成長をしていた中国が最近7%水準まで鈍化した成長率を見せるのは憂慮な部分である。現代経済研究院は、中国の経済成長率が1%ポイント下落するたびに、韓国の輸出総額の増減率は、1.7%ポイントずつ下落すると見ている。
アメリカの場合は、ドルに比べウォンはやや高く評価されていますが、景気が回復傾向を見せており、輸入需要が高い。このため、アメリカ市場への輸出は、良好な姿を見せている。アメリカ経済は、金融危機の影響から脱して回復を見せており、今後、我が国の輸出の活路に扉を開くことができると期待されている。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0002105678
posted by クライバー at 05:04|
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