日本円の急落が続く中、日本への輸出依存度が高い道内の花卉(かき)農家はもちろん、輸出業者も苦労しています。ホ記者が報道します。
【記者】
生産量の99%を日本に輸出するユリですが、収穫を控えた農民たちは、円安で赤字が増える状況に不安が溜まってきています。花卉農家は、このままでは潰れる他はないと緊急支援を呼びかけています。
【インタビュー】
イムさん/ユリ輸出農民「倒れる農家は、率直に借金の山に登ることをしないだけです。 再び大金を入れて、球根を買って輸出をする?ビジョンが無いのにそれは出来ないでしょう」日本円に対するウォンの為替レートは、2012年に100円につき1500ウォンを超えていましたが、最近では900ウォン前後まで低下しました。円安の打撃が深刻化し、栽培する作物を変更したり、完全に生産をやめた農家も出てきています。
日本と取引する道内の輸出企業も危機を迎えています。江原(カンウォン)地域企業の日本への輸出総額は、好景気を享受した2012年をピークに下がり続け、円安現象がひどくなった今年に入って下落幅が更に大きくなりました。特に、フェロアロイ(合金鉄)や化粧品、医療用電子機器を中心に、ほとんどの品目で打撃を受けました。
【インタビュー】
韓国貿易協会江原地域本部課長「デザインのような非価格的な競争力の強化、FTAを活用した価格競争力の回復などの対応に乗り出さなければなりません。そして、輸出市場を多角化し、日本への依存度を下げ、内需市場を活性化させるなど、中長期的な対策を講じなかった場合、為替の騰落(とうらく)による輸出産業の打撃は、繰り返されるしかありません」ホ記者でした。
【記事】
http://www.chmbc.co.kr/news/chnews_view.asp?seq_num=20150508001600000000T&page=1&sn=&sc=&ss=on&air=2015-05-08&word=