韓国政府は、日本の近代産業施設のユネスコ世界遺産登録への推進と関連して、朝鮮人強制徴用問題に対する韓国政府の立場を反映するように日本政府に要求しました。
チェ ジョンムン外交部ユネスコ協力代表が率いる韓国代表団は、新美日本外務省国際文化交流審議官など日本の代表団と本日午後、東京の外務省庁舎で世界遺産登録の問題と関連して3時間近く協議しました。この席で韓国政府は、日本が各産業施設で行われていた朝鮮人強制労働という歴史的事実を反映する形で、世界遺産登載を推進しなければならないという立場を伝えたと確認されました。
チェ代表は協議の後、記者団に「韓国は、感情的に反対しているわけではない」とした上で、朝鮮人強制徴用問題と関連した韓国側の懸念を日本側に伝えたと明らかにしました。
しかし、日本政府のスポークスマンである菅義偉官房長官は記者会見で、日本が戦時中の暗い側面について、配慮する提案をするのかという問いに、「ユネスコの勧告がそのまま実現することを願う」と否定的な反応を示しました。菅長官の発言から、今回の協議で日本と韓国は、見解の相違を狭めることが出来なかったものと推定されます。
双方は、この問題について今後も協議する事では一致しました。日韓当局者は、登録の有無が決定されるまで、ユネスコ世界遺産委員会の委員国などを相手に激しい説得戦をくり広げると予想されます。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://www.ytn.co.kr/_ln/0104_201505221924312002