銀行が優秀な親会社の系列であるからと信じて関連子会社に巨額の融資を実行し、相次いで大変な苦労をしている。昨年の東部グループに続き、今回は、ポスコ(韓国最大の製鉄会社)が財政状態の良く無い子会社について「我関せず」という態度をとっているからである。関連している銀行は、投資家と融資した金融機関に被害を与える非良心的で無責任な態度であると声を高めているが、厳密な与信審査もしないで後ろ盾(親会社)だけを信じて融資した銀行の誤った慣行も、今後、変わらなければならないという指摘も出ている。
24日、金融界によると、流動性危機を迎えたポスコプランテックは、今月中に債権団に対してワークアウト(企業改善作業)を申請するものと見られる。しかし、債権団は、ワークアウトを受け入れない方針だ。資金は、債権団ではなく、親会社が支援出来ると見ているからである。ポスコプランテックの親会社は、国内最大の企業の一つであるポスコだ。しかし、ポスコは、既に有償増資を断行するなど、出来ることは全てしたという立場なので、追加支援に乗り出す可能性はほとんどない。この1ヶ月で、ポスコプランテックの時価総額は、7200億ウォンから2200億ウォンまで墜落した。
債権団とポスコは平行線を走っており、劇的なブレークスルーが用意されない限り、ポスコプランテックの法定管理(企業再建手続き)行は避けられないように見える。
ポスコ プランテック:造船、工業、電力、エネルギー工場などの建設会社
【記事】
http://joongang.joins.com/article/298/17872298.html?cloc=joongang%7Cext%7Cgooglenews