MERS事態が続く中、訪韓予約をキャンセルする数字も増え続けて5万人を超えた。
韓国観光公社が31の海外支社を通じて韓国旅行を予約したがキャンセルしたケースを集計した結果、8日に8800人が韓国行きをキャンセルした。地域別では、中華圏が3920人(中国2820、台湾600、香港400)であり、日本と東南アジアなど他のアジア諸国が4850人(日本4200、東南アジア650)を記録した。特に、これまで中華圏よりキャンセルが少なかった日本で、この日一日で4千人を超える旅行者が韓国行きをキャンセルしたということで、訪韓市場に赤信号が灯った。
韓国のMERS事態に比較的落ち着いた反応を見せていたアメリカとヨーロッパ市場も、先週末からキャンセル事例が確認されており、8日に30人がキャンセルした。
韓国観光公社が海外旅行のキャンセル状況を集計した1日から8日までの累積数値は、これで5万4400人に達した。
一方、韓国のMERS感染が沈静局面を見せなかったため、韓国への渡航を注意したり、自粛を勧告する国も増えた。ロシア保健当局は8日、韓国渡航をしばらく控えるよう勧告して、韓国観光旅行を担当する旅行代理店にMERS感染の詳細情報を旅行参加者に提供するように指示した。香港も8日、(韓国での)MERS感染に対する警戒レベルを「厳重」段階に引き上げて韓国への渡航を自粛するよう呼びかけており、マレーシアも国民にMERSに感染しないように、しばらく韓国旅行は避けるよう忠告した。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)も8日、別途ウェブサイトに掲載した公示文を通じて、韓国旅行者にMERS事態に対する注意を促した。
日本は、少年サッカーチーム(U-15)日本代表と世界柔道選手権代表の韓国遠征をキャンセルしたのに続き、ソウル競馬場で開催される日韓馬術大会に参加しようとしていた選手団の派遣も無期限に延期した。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
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http://gaishin.seesaa.net/article/420333411.html
【記事】
http://travel.donga.com/Main/3/0706/20150609/71730016/2