世界の自動車メーカーが「環境への優しさ」と「燃費向上」に情熱を注ぐ中で、現代車とトヨタがハイブリッド専用車で一勝負(ひとしょうぶ)を繰り広げる。
北米トヨタのジム・レンツCEOは最近、外信とのインタビューで「第4世代プリウスにまもなく会ってみることができるだろう」と期待感を高めた。プリウスは、トヨタが1997年に世界で初めて披露した量産型のハイブリッドカーだ。プリウスに続いて登場したホンダインサイトが興行的に失敗して、プリウスの独走が続いた。
現在販売されているモデルは、第3世代だ。第4世代プリウス(開発コード名:690A)は、トヨタの新グローバルアーキテクチャ(TNGA)を基に開発された。レンツCEOは「新型プリウスは、車体の重心を低くしてハンドリング性能を大幅に向上させた」とし「直接運転してみると、とても素晴らしい」と述べた。旧型より20%以上軽量化された車体とガソリンエンジンの熱効率を向上させたおかげで、燃費は第3世代よりも15%以上改善されることが分かった。駆動系は、前輪駆動を基本とし、プリウスで初めての4輪駆動(AWD)システムをオプションで選ぶことができる。新型プリウスは、当初今春に公開される予定だったが、延期された。これは、プロトタイプについて、トヨタ経営陣が満足出来なかったからだと言われている。
トヨタに対抗する現代車の動きも加速している。現代車は、2010年のデトロイトモーターショーでプラグインハイブリッド専用のコンセプトカー「ブルーウィル(Blue-Will、HND-4)」を披露したことがある。ブルーウィルは、最高出力154馬力1600ccのガンマGDI HEVエンジンと100kwモーター、リチウムポリマー電池を搭載して無段変速機を採用した。1回充電時、モータだけで最大約64kmまでの走行が可能で、バッテリー消耗後、ハイブリッドモードで走行時には、21.3km /ℓ〜23.4 km /ℓの燃費で走行が可能である。
現代車は、この様な技術を基に、i30の車体をかぶせて偽装したハイブリッド専用モデル(開発コード名:AE)をテストしてきた。昨年は、アメリカ西部の砂漠で酷暑テストをする場面が捉えられたりもした。現在、韓国内でもこの車はテスト中なのに、最近いくつかのメディアで、これをハイブリッド専用完成車として誤報するハプニングもあった。実際の量産車は、プリウスと同じような形態であり、ガソリン1.6ℓエンジンと電気モーターの組み合わせと予想される。
現代車の関係者は「専用のエンジンと変速機を採用して、クラス最高の燃費を実現する予定であり、プラグインハイブリッドモデルとしても発売する計画だ」と明らかにした。
(開発コード名)AEは、早ければ今年末に公開する計画である。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
写真1枚目:トヨタの新型プリウス
写真2枚目:現代車のハイブリッド専用車
【記事】
http://www.ajunews.com/view/20150615094135370