【8月1〜11日にアトランタ・ニューヨーク。9〜11月北海道・東京・福岡などで証言活動】
日本軍慰安婦に動員されて経験した被害の惨状を国際社会に知らせようと、高齢の被害者が昨年に続いてアメリカと日本訪問の途につく。
24日、京畿道(キョンギド)光州(クァンジュ)のナヌムの家によると、日本軍慰安婦被害者のカンイルチュル(87)おばあちゃんは、8月1日から11日までアメリカを訪問する。アトランタ(1〜4日)とニューヨーク(5〜11日)で戦争中、日本軍慰安婦として強制動員されて経験した惨状を証言する。
カンおばあちゃんの今回の訪問の途には、被害証言だけでなく、日本軍慰安婦被害者2人が去る13日、アメリカサンフランシスコ連邦地裁に戦争の際、日本軍と関係のあった日本企業と天皇、安倍晋三首相、産経新聞などを相手にした訴訟の背景についても説明する予定なので、現地の活動に興味を持つ者が集まるものと見られる。訴訟を起こした被害者は、日本軍慰安婦として連行されて「性奴隷」として扱われるなどの痛みを味わったとし、2000万ドル(約229億ウォン)を賠償するよう要求した。
9月からは、日本での証言活動を続けていく。カンおばあちゃんは、日本の市民・女性団体の招待で、9〜11月には、北海道と東京、京都、福岡、沖縄などの主要都市を訪問し、被害の惨状を発表する。
アン・シングォン ナヌムの家所長は「最近、日本の妨害で、アメリカ内の日本軍慰安婦少女像と碑の建立が停滞している状況」とし「これまで韓国人社会を中心に証言活動をしてきたが、これからは、様々な分野で活動する現地の外国人たちに会って惨状を知らせる計画である」と話した。
【記事】
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2015/07/24/0200000000AKR20150724066300061.HTML