抜粋:株式市場の暴落で中国自動車市場「直撃弾」〜現代起亜車「販売急減」
先月、中国国内の自動車販売台数が景気減速や株式市場の急落などの影響で2年ぶりに減少した。世界最大の自動車市場である中国でさえ成長が鈍化し、現代起亜車も急激な売上高の減少とシェアの低下という直撃弾を受けている。
10日、中国乗用車協会(CPCA)によると、中国の6月の乗用車の販売は143万台で、前年同月に比べて3.2%減少した。中国市場で自動車販売が減少に転じたのは2年ぶりのことである。中国の自動車販売の減少は、景気成長の勢いが鈍化しているところに、株式市場がここ1ヶ月で30%程度下落し、需要が萎縮したためである。
中国乗用車協会は「株価暴落で車を購入する資金まで打撃を受けた」と分析した。つまり、株価が頂点である時期に市場に参入して、株価暴落で被害を受けた中産階級や低所得層の車を購入する需要が大幅に減少したので、先月の自動車販売台数に影響を及ぼしたという分析である。
中国市場に命運をかけている現代起亜車には、非常事態となった。低価格のスポーツ用多目的車(SUV)を前面に出した中国地元メーカーと販売不振を割引幅の拡大で挽回しようとしているグローバル自動車メーカーの隙間で(現代起亜は)販売量が急激に落ちている。
中国乗用車協会によると、先月の現代車の中国工場の販売台数は6万台で、前年同月と比べて30.8%も減少した。起亜車も3万8000台にとどまり、26.5%も減少した。自動車業界では、先月の販売台数が公式集計されれば、9%に近かった現代起亜自動車の中国シェアは、7%台に急落すると見ている。
これに対し、中国地元メーカーである吉利汽車は、販売量を22%増やしたし、長城汽車も4.7%増の販売実績をおさめた。日本企業も、トヨタ41.7%、ホンダ26.1%の販売増加率で躍進した。6月、現代起亜車と2位争いを繰り広げているGMは、中国の販売台数が0.4%増加しており、フォードは3%下落した。
つまり、現代起亜自動車の販売減少幅が最も大きかったわけだ。
自動車リサーチ専門企業であるLMCオートモーティブは「当分の間、中国景気は、成長の鈍化が続くだろう」とし「自動車メーカーは、生産量の決定には慎重を期すべきだ」と警告した。
現代起亜自動車の関係者は「6月の販売の減少は、半額SUVを前面に出した中国地元メーカーの攻勢と価格割引で対抗したグローバルメーカーとは異なり、(現代起亜が)生産量の調節で対応した影響」とし「今年の下半期と来年の初めには、(現代起亜の)新車が発売されるので、情勢が変わるだろう」と語った。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2015071010131272423&type=1&MLA
posted by クライバー at 14:13|
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