現代起亜自動車は、イスラエルとサウジアラビア、イランなど中東地域で強い姿を見せている。トヨタを中心とする日本勢がアメリカと東南アジア、アフリカ地域で強い一方、現代起亜自動車など韓国勢は、ロシアと中東、インドで強いのである。後発メーカーである現代起亜自動車が日本勢が先行獲得している地域を避けることで起きた現象である。最近では、インドやブラジルなどの新興市場とアメリカ、ヨーロッパ、中国などの主要市場で日本勢と正面対決を行う様相を見せている。
中東地域。特にイスラエルでは、現代起亜自動車が抜群の実力を誇示している。現代車は、去る2011年に1位になった後、昨年まで4年連続で1位を走っている。2015年1-6月期にも、1万9061台で1位が確実視されている。
一部の専門家は「イスラエルは、平等主義の文化が支配しており、ヨーロッパのプレミアムブランドや日本、アメリカなどの特定のブランドにこだわらないためである」という分析を出している。
イスラエルで韓国産車の人気が思ったよりもはるかに高い理由としては「90年代初めに現代重工業がイスラエルの火力発電所を、96年にはLG電線がイスラエル電力公社から工事を受注するなど、韓国企業がイスラエルの大規模な工事を成功裏に終了し、韓国に対するイメージが大きく良くなったため」との分析も有る。
1994年に初めて進出した現代車は、品質と価格で好評を博した。しかし、96年からは円安を前面に出した日本勢に押されて、大きな困難を経験した。同じ排気量の韓国産モデルが日本産より高価になり、価格の逆転現象が発生してシェアが下落し始めたのである。2000年代半ばからは、現代自動車は、更に良くなった製品力でシェアの回復に乗り出し、2011年からは再び主導権を握った。
現代車の海外マーケティング室の関係者は「韓国産車は、イスラエル内で品質が良く故障も少なく、価格も適当で人気が高い方である」とし「最近、中国産の車が一部導入されているが、頻繁に故障するので敬遠されている」と明らかにした。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事内の一覧表より抜粋】
1位:現代
2位:起亜
3位:トヨタ
4位:マツダ
5位:三菱
【記事】
http://www.autodaily.co.kr/news/articleView.html?idxno=37232