現代起亜自動車が中国市場で販売量が減少する中、下半期に入って、インセンティブ(販売奨励金)を増やし、グローバルメーカーと中国地元メーカーとの競争に飛び込んだ。しかし、このような戦略が市場拡大に繋がるのか見通しは不透明である。これに対して、懸念の声が出ている。
26日、現代起亜自動車によれば、両社は今年上半期、中国市場での販売台数が両社とも後退した中、販売管理費は増加した。現代車は今年上半期、中国で49万8000台を販売し、前年同期比で8.3%販売量が減少した。起亜自動車も、同期間に30万3000台を販売し、前年同期比で2.4%減少した。
このような不振を挽回するために、現代起亜車は 、中国市場の販売を増やすために、下半期にインセンティブと広告・マーケティング費用を増大する計画である。しかし、状況は簡単ではない。中国地元メーカーの躍進とグローバル自動車メーカーの大々的なインセンティブ攻勢が下半期にも続く見通しであるからである。
中国乗用車連席会議によると、中国市場で現代起亜車と2位を争うGMは、インセンティブを大々的に拡大した結果、先月シェア10.2%を記録し、前月比で1.7%ポイント上昇した。現代起亜車は7.3%で、前月より1.8%ポイント下落した(内訳:北京現代のシェアは4.5%、東風悦達起亜は2.8%)。同期間、円安を背負った日産は、5.7%から6.2%に増加している。フォルクスワーゲンの場合は17.7%で、全体のシェア1位を継続した。
イ・ウォンヒ現代車財経本部長(社長)は「中国現地企業の成長とフォルクスワーゲン、GMなどとの競争を考慮すると、今年の販売目標505万台の達成への影響は避けられないだろう」と懸念を示した。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
この記事では、現代起亜を合算してシェアを記述しています。
【記事】
http://www.metroseoul.co.kr/news/newsview?newscd=2015072600122