製造業大国韓国が根元から揺らいでいる。造船・半導体・鉄鋼・自動車を問わず、主力産業が売上高の減少と競争力の悪化に苦しんでいる。当面の不振よりも更に大きな問題は、なかなか突破口を見つけることが難しい点である。外では中国に押されており、日本にも押されている。
現代重工業・サムスン重工業・大宇造船海洋の「造船ビッグ3」は、先月29日に史上最悪の4兆7509億ウォンの赤字を出した。数年分の赤字が積もったものであり、一定の時点に一度に赤字を反映する造船業種の会計システムを考慮しても大きい。造船産業は、外貨を稼ぐどころか、国民の税金で赤字を埋めなければならないという子供に転落したのだ。
その上、大丈夫という半導体も侮れ無い。サムスン電子の第2四半期の業績はまずまず大丈夫だったが、市場のコンセンサスには及ばなかった。売上高と営業利益も共に前年同期よりそれぞれ7.3%、4%減少した。将来はより不安である。韓国の半導体産業は、米中G2の攻勢に耐えなければならない重い宿題を抱くことになった。自動車の輸出・内需は、不振の沼で苦しんでいる。
本当の危機は、現在と将来から来るだろう。ブルームバーグは最近、時価総額世界トップ500企業に入るのは、韓国企業は3社と発表した。10年前の7社から大きく後退した。主力産業の危機は韓国経済の危機だ。このまま放置すると、成長エンジンが停止して「韓国号は座礁する」。政府は、驚くべき規制撤廃と構造改革を、企業は必死の起業家精神で再武装しなければならない。今変わらなければ、残るのは絶望だけである。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://article.joins.com/news/article/article.asp?total_id=18364992&ctg=2001