現代重工業は、海洋プラントの悪材料などで、今年の第3四半期に6784億ウォンの赤字を出した。これは、証券市場でも予期せぬ大規模の赤字で、現代重工業は2013年第4四半期から8四半期連続の営業赤字を出した。
現代重工業は26日、公示を通じて売上高10兆9184億ウォン、営業損失6784億ウォン、当期純損失4514億ウォンを記録したと明らかにした。売上高は、海洋部門の工程遅延と建設機械部門の販売不振で、昨年同期(12兆4千40億ウォン)より減少しており、営業損失と当期純損失は、前年同期の1兆9346億ウォン、1兆4606億ウォンに比べて赤字幅は減少した。現代重工業は、今年第3四半期に造船部門の半潜水式掘削船契約解除に伴う損失を事前に反映して原油価格の下落などの海洋部門の経営環境の変化に伴う予想損失引当金も反映しました。
現代重工業の関係者は、「原油価格が最近バレル40ドル台に大幅に下落し、全世界的に業種自体が不況を経験しており、半潜水式ボーリング船の契約解除の事態が発生した」とし「海洋部の場合、船主から受けることになっていたチェンジオーダー(設計変更)を相応の時に受けることができなかったり、または設計変更に伴う工期遅延や工数の増加など、予期せぬ損失の発生が予想され、これを引当金として反映した」と述べた。
また、中国の景気低迷による建設機械の不振で、中国泰安(たいあん)法人が清算に入っ北京法人は、合弁会社と清算に関する議論が進行中である。
現代重工業の関係者は、「不良法人をいたずらに引き伸ばしても損失だけが大きくなるので、昨年クォン・オガプ社長就任以来、国内外の不良法人を果敢に清算して収益性を中心に再編している」とし「事業の構造調整作業は、ほとんど仕上げ段階に入っており、今回の四半期に費用が一部損失として反映された」と付け加えた。
現代重工業は、今年第4四半期には業績改善のターニングポイントになると予想している。
【記事】
http://www.yonhapnews.co.kr/bulletin/2015/10/26/0200000000AKR20151026134900003.HTML