造船業界が史上最悪の経営危機に瀕している。
海洋プラント発注の契約解除と不履行が続き、大宇造船海洋、現代重工業、サムスン重工業など国内大型造船3社は、今年第3四半期に赤字を出した。赤字の規模も従来の1兆8,000億ウォンから2兆1000億ウォンに急増した。今年第3四半期までの各社の赤字は、現代重工業1兆400億ウォン、大宇造船4兆3,000億ウォン、サムスン重工業1兆600億ウォンに達する。
このような状況を打開しようと、造船ビッグ3は、業績の向上や経営正常化まで合計2兆5,000億ウォン規模の超緊縮経営に乗り出した。大宇造船海洋が1兆8,500億ウォン、現代重工業グループ5000億ウォン以上、サムスン重工業1,500億ウォン規模である。
【大宇造船海洋、売ることができる物は全て売る】
大宇造船海洋は、不動産など非中核資産をすべて売却して7500億ウォンを調達し、今後3年間、人事刷新、直接経費と資材費の削減、工程の遵守を通じた遅延賠償金の縮小などで1兆1000億ウォン以上の損益改善を達成するという計画である。最近、大宇造船は、研修所とゴルフ場の用途に活用していた非中核子会社エフエルシーを売却した。また、去る8月以降、本社役員を55人から42人に30%減らし、役員の賃金の基本給の10〜20%ずつを返却するようにした。今月末までに希望退職と勧告辞職などを通して部長級以上と職級者1,300人のうち300人を削減した。
【現代重工業、系列会社の全社長団、給与全額返納】
現代重工業グループは最近、全系列会社で緊縮経営を宣言した。現代尾浦造船、現代三湖重工業などを含む全系列会社の給与返納など人件費と各種経費節約、施設投資の縮小などを通して5000億ウォン以上を削減する計画である。現代重工業自体の削減だけで3,500億ウォンに達する。
【サムスン重工業、危機克服のワークショップ】
サムスン重工業社長は、去る8月に役員100人余りと巨済造船所に集まってリストラ案をめぐり討議を行った。
しかし、このような造船ビッグ3の超緊縮経営でも、造船不況が長期化する場合、ずっと耐え抜くことは難しいものと見られる。
一言:タイトルは、原文記事の通りです。
【記事】
http://www.hankookilbo.com/v/6802ac2b9aea82a7d56af8b899befea9