「旭日旗論議」で開幕が不透明だった漫画アニメ「ワンピース」の特別展示が26日、龍山（ヨンサン）戦争記念館で開かれる事になった。ワンピースは、最高の海賊王を目指す主人公ルフィと仲間たちの冒険を描いた日本の人気漫画アニメだ。昨年単行本累計発行部数3億部、世界で最も多く販売されている漫画だ。
国内（韓国）でも漫画だけでなく、放送用アニメーションが2003年〜2007年にKBSで放送された。「ワンピース」の特別展示は、開幕を三日後に控えた12日、戦争記念館の停止通知によって延期されていた。原作漫画の「戦犯旗（旭日旗）」が登場するという苦情が提起されたからだ。主催者はこれに反発し、裁判所に「停止通知の一時停止及び展示妨害禁止仮処分申請」を出した。
これに対し裁判所は、単行本74巻、TVアニメ600本余り、劇場版アニメ10編余りのうち、ごく少数のいくつかのシーンに戦犯旗（旭日旗）に似たような模様が描かれていという理由で、ワンピースが日本帝国主義を賛美する漫画とすることが出来ないという点、日本では戦犯旗（旭日旗）に類似した形態の模様が、帝国主義とは関係なく、漁獲豊作を祈願する「大漁旗」や新年を意味する意味でも使われている点、「ワンピース」という漫画に関連する展示と明示した点などを根拠に展示を妨害してはならないと判断した。
主催者は「今回の展示では、旭日旗関連の1つの画像や資料もない」とし、「展示を期待した観客たちに混乱を招いた点について、もう一度謝罪の言葉を申し上げて、最高の展示で報いることができるように最善をつくす」と語った。
【記事】
http://news.donga.com/Main/3/all/20140725/65437417/1
