アメリカ大リーグでレギュラー選手の韓国と日本の選手はそれぞれ2人、11人である。韓国と日本の高校野球のチーム数がそれぞれ54チームと約4千800チームという事を勘案すれば、韓国の2人と言うのは素晴らしい数字だ。
しかし、選手たちがメジャーリーグで活動する期間を見ると、話が違ってくる。南米と白人選手の場合、遅くとも30代半ばに引退する。一方、日本の選手たちは四十を越えるのが普通である。韓国初のメジャーリーガーパク・チャンホは37歳で引退したが、同時期に活躍した野茂英雄は40歳まで選手生活をおくった。
韓国と日本両国の野球スタイルにも違いがある。韓国が剛速球、ストライク、三振、本塁打、長打など迫力あふれる「勝つスタイル」の野球とするならば、日本はフォアボール、進塁、バント、ヒット、カーブ、スライダー、凡失策に乗じてなど「負けないスタイル」の野球をするというのが著者の分析である。
著者は、私たちが反日、嫌日感情の中で、あえて無視して知ろうとしなかった日本の内面を深く覗き込む。
【記事】
http://www.yonhapnews.co.kr/culture/2014/08/22/0902000000AKR20140822056900005.HTML