サムスン電子の第三四半期の業績は、売上高49.95兆ウォン、営業利益6.21兆ウォン、純利益5.07兆ウォンとなると予測される。これは、ブルームバーグのコンセンサス営業利益の7.57兆ウォンを-18%下回る数値である。
半導体部門がPCの業況改善等によるDRAM、NANDの堅調な価格をもとに実績が大幅に増加すると予想される一方、IM部門(携帯電話など)は前期比実績減少が続くと予想されている。
競合他社の大画面スマートフォンの発売が間近な事で、ハイエンドスマートフォン需要の増加にギャラクシーS5など、フラッグシップスマートフォンの販売が不振で、中国などで低コストのローカルスマートフォンの競争が増している状況で、中低価格モデルの販売改善が不十分になるだろうと判断した。
IM部門(携帯電話など)の業績不振は続くものと予想される。アップルの大画面iPhone6の発売により、ギャラクシーシリーズの大画面の利点が薄くなる事が予想され、スマートフォンの機能差別化の減少により、中国メーカーなどが低コストのスマートフォンの市場シェアを大幅に増加する事が予想されているのだ。
【記事】
http://vip.mk.co.kr/news/view/21/5/50094.html