現代重工業と現代自動車が今年賃金および団体協約暫定合意案を秋夕(韓国のお盆の様なもの)に用意出来ない事態となった。企業が業績不振に苦しむ中、交渉が長期化し、経済全般に及ぼす悪影響に対する懸念の声も高い。労組内部の政治的問題で交渉が適切に行われていないとの分析も出ている。
現代重工業労組は3日、中央労働委員会に争議調整を申し込んでストライキの手順に入った。中労委が15日、「調整停止」決定をした場合、労組は合法的にストライキをする事ができる。労組は先立って1日、会社側が提示した案を拒否し、交渉決裂を宣言した状態である。現代重工業がストライキをすると、19年無争議の記録が崩れてしまう事態となる。これに対して業界では、昨年12年ぶりに強行路線になった労組の影響が大きいと見ている。
現代自動車労使は2日、午前11時から午後11時まで交渉を継続し現執行部と対する組合員が交渉長の前でデモを行い、交渉を中断した。現代自動車支部長は3日、「一部の現場組織の政治的談合で交渉が混乱をきたした」とし「労組が団結していないのに会社を相手にどのような交渉と闘争が出来るのか?」と批判した。現代車労組は、お盆前までに追加の交渉やストライキをしない事にした。ただし、争議対策委で決定された今週の残業と週末特別勤務は、引き続き拒否する方針である。
【記事】
http://news.donga.com/BestClick/3/all/20140903/66207446/1