日本人はなぜクジラの肉にこだわるのか。今年3月、国際司法裁判所(ICJ)は日本の捕鯨について「禁止」の判決を下したにも関わらず、日本は15日、スロベニアで開かれた国際捕鯨委員会(IWC)総会で「捕鯨を継続する」と明らかにした。
日本は竹島、尖閣諸島の問題をめぐり、ともすると「国際司法裁判所で決めよう」と主張してきた。その「法治」を叫ぶ日本が自ら国際法を破ってまで捕鯨を強行するという事だ。日本の矛盾する行動を理解する為には「捕鯨禁止を理解出来ない」という日本人の心理を理解する必要がある。
日本は島国なので海産物が豊富である。鯨肉は、タンパク質を摂取する事ができる主要な食材であった。第二次世界大戦後は、さまざまな調理法も開発され、高度な食品にまでなっている。この為、動物愛好家たちが鯨肉を食べる日本人を非難する事に対して、日本人はアレルギー反応を示す。
林義政前農林水産大臣は、昨年2月AFP通信とのインタビューで「オーストラリア人はカンガルーの肉を食べて、韓国人は犬の肉を食べる。日本人は、このような肉を食べない。しかし、私たちは私たちが食べないからといって、そのような肉を食べるな、とは言わない」と述べた。国ごとに固有の食文化があるだけに、これを尊重する必要があるという事だ。
世界の捕鯨関係者は、18日に終わるIWC総会が日本の捕鯨についてどのような結論を下すのか注目している。「取得数を減らして研究捕鯨を続ける」という日本の主張がどのように説得力を得るかがカギだ。
【記事】
http://news.donga.com/BestClick/3/all/20140916/66436925/1