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2014年09月22日

【社説】日本のソニーが与える教訓

抜粋:【社説】日本のソニーが与える教訓

 かつて世界の電子業界を席巻した日本のソニーが急落している。ソニーは今年PC事業を売却し、TV事業を子会社に外したのに続き、スマートフォン事業まで15%縮小する事にした。そう、すべての事業部門が低迷した為に、2014会計年度に、なんと2,300億円の純損失が予想されているのだ。これは、2ヶ月前、会社側が出した予想損失額500億円よりも5倍近く増えている。

 56年ぶりに初めて配当まであきらめるほど今のソニーの経営状態は話にならない。スマートフォン事業縮小のニュースが伝えられた18日、ソニーの株価は一時13%も急落し、東京証券取引所が一時的に取引を中止させた。さらに悪いことに、アメリカの信用格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「ソニーの信用格付けが格下げされる事も可能」と明らかにし、現在BBB-評価のソニーの社債が、ややもするとジャンクボンド(投機等級)として扱われる危機となっている。

 ソニーがこれほど困難に陥ったのは、一言で言うと「技術DNA」を失ってしまったからである。既存技術に執着したあげく革新を躊躇して、サムスン・LG・アップルなど競争会社より製品発売が遅れて市場で無視された。本業ではない映画・音楽などエンターテインメント事業で力量を浪費したのも急落を促した要因だ。ソニーのように技術革新を怠ると、いつ世界市場の辺境へと追いやられるかもしれない。少しでも眠れば、死ぬのがグローバル産業界の冷酷な現実であるという事実を忘れてはならないだろう。
【記事】
http://economy.hankooki.com/lpage/opinion/201409/e2014092119562848010.htm
posted by クライバー at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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