円安が続き、輸出依存度が高い韓国内企業の経営環境に赤信号が点灯して久しい。特に日本と競争関係にある輸出企業の価格競争力の悪化は避けられない。円安が長期化する可能性が高いという点で、国内の輸出企業を支援する基本的な対策づくりが必要だという指摘が提起されている。
主な輸出品目別ウォン・円レートの変動と輸出増加率の相関係数は、鉄鋼が0.57で最も高く、精油(0.51)、産業機械(0.50)、基礎産業機械(0.35)、自動車(0.23)の順だった。値が大きいほど、ウォン・円レートとの相関関係が高いほど、企業の輸出打撃が大きいという意味である。
韓国投資証券研究員は「円安が最近厳しいという指摘があるが、その傾向は2年前から始まっていた」とし「円安が日本製品の価格引き下げ→輸出増加につながるまで時差があるだけにこれから余波が本格化する可能性が高い」と指摘した。
また、専門家は「円安をそのまま放置すると、自動車など主要輸出品目で日本と競合する企業はもちろん、特に中小の輸出企業と大企業の協力会社が打撃を受ける」と見ている。
【記事】
http://economy.hankooki.com/lpage/economy/201409/e2014092217425770070.htm