最近の世界的な自動車業界の話題は、環境への配慮と燃費の向上である。韓国内輸入車1位のBMWは、2009~2012年に二酸化炭素(CO₂)排出量を平均12.7%削減したし、燃費も17.4%改善した。BMWの走行距離kmあたりCO₂排出量は131.9gに減り、燃費はリッター当たり19.4kmに向上した。一方、国産車1位の現代自動車は、年平均4.1%の削減でCO₂排出量はkmあたり141.8gである。燃費は4.9%の向上にとどまり、リッターあたり16.9kmである。起亜車や韓国GM、双竜自動車など他の国産車メーカーも似たような状況である。
このような状況で、今月初め、産業通商省と環境省は、国内の自動車業界の2020年CO₂削減量目標をkm当たり97g、燃費目標をリッターあたり24.3kmと発表した。輸入車業界に比べて国産車業界に多くの困難な課題が投げられた。
29日、東亜日報が環境省から入手した2009~2012年国内14の自動車メーカーのCO₂排出量と燃費現況資料によると、ドイツと日本の自動車メーカーのCO₂低減と燃費向上の努力が顕著である事が分かった。自動車メーカーは、4年間に年平均4.3%ずつCO₂排出量を削減した。1位はBMW。続いてトヨタ自動車(10.8%)、アウディ、フォルクスワーゲン(8.4%)、日産(8.1%)の順で多く減らしている。
韓国メーカーは、収益性の良い中・大型車に集中してきた。自動車業界は、内燃機関だけで達成する事ができる平均CO₂排出量は110~115gと見ている。政府の目標値を達成するには、電気自動車、水素燃料電池車などCO₂を排出しない「ゼロ・エミッション車」を売らなければならない。しかし、昨年、国内の電気自動車の販売台数は715台にとどまるなど、低迷状況である。
【記事】
http://news.donga.com/Main/3/all/20140929/66823361/1