「平昌冬季オリンピックの開閉会式公演?(提案がきても)しませんよ」仁川アジア大会の開閉会式の総演出を引き受けたチャン・ジン(43)監督は興奮を隠せなかった。開会式の後に出てきた批判に対して、まくしたてる様に反論した。
彼は30日、仁川市メインプレスセンター(MPC)で開かれた閉会式関連の記者会見で、「韓流一色になったという批判には絶対に同意できない」とした。今回のアジア大会開会式は、韓流スター中心のイベント、非体育人である映画俳優イ・ヨンエさんの聖火点火、聖火最終点火者事前公開など、多くの論議をかもした。
特に芸能スターたちが大挙出演し、仁川より韓流を知らせようとしたという評が支配的だった。チャン監督は、「文化公演全体に仁川市民1500人以上が参加し、コ・ウン(81)詩人、ソプラノのチョ・スミ(51)さんなど多くの文化人が出演された」とし「このような方は記事にせず、偏向的に報道する忙しいメディアを見て、クリック数を増やすことだけをするんだな」と述べた。しかし、開会式が批判を受けた根本的な理由は、演出能力が不足していることにあった。開会式のショーのテーマは「仁川、一つになったアジアを満たしている場所」だったが、カメラはスターたちの顔を撮影するのに忙しかった。
チャン監督は「準備期間が短く、予算も思ったより少なかった」とし「意図が正しく現れなかった場合は、作成者が非難を受けるのは当然だ」と述べた。その一方で、「多くの方々の献身的な努力だけは高く評価していただきたい」と述べた。
チャン監督は、4日の閉会式も演出する。テーマは、「アジアは今、仁川を覚えています」である。彼は「注目を受けていない監督、コーチ、スタッフの喜びと歓喜、涙など、さまざまなシーンを収めた映像をたくさん活用する」とした。また「(輝きが)少し足りなくても閉会式が輝くように、国内の記者たちが助けなければならない」と要求した。
【記事】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?sec=ent99&idxno=2014100111542474473