「韓国が「日本の失われた20年」を踏襲しないためにも、韓・中・日の経済協力体制を構築する必要があります」鳩山由紀夫元首相は11日、東京永田町の個人オフィスで行った韓国経済新聞創刊50周年特別インタビューでこのように述べた。彼はインタビューの中で「友愛」という言葉を何度も使い、「3カ国が一緒に成長することができる経済的連携を作っていかなければならない」と強調した。
セウォル号の事件後、韓国が「日本の失われた20年」を経験するのではないかという心配が多い。日本の失われた20年は、「バブル」が一度にはじけてやってきた。日本政府の対応も間違っていた。政府がずるずると後追いの対策をして20年間続いてしまった。しかし、セウォル号の事件後の韓国の景気低迷は、日本とは本質が違うという。
なぜでしょうか?「韓国の景気低迷は一時的なもので「バブル」ではありません。長期低成長の問題であれば、国が発展すると、成長率が低下するのは当然です。日本式の長期低迷を防ぐために、一日も早く経済的な次元で韓・中・日の協力レベルを高めて行くべきです」
アベノミクスの3つの矢は成功していますか?「黒田晴彦日銀総裁が就任後、大規模な金融緩和で円安になり株価は上がりました。大企業や輸出企業は恩恵を得て景気がよくなっているように見えます。しかし、中小企業は、輸入する物価の負担が大きくなっています。東京集中の経済になり、地方は更に疲弊しています。金融と財政政策は、ある程度効果がありますが、第三の矢である「成長戦略」はうまくいっていません。最高の成長戦略は、中国と韓国の市場を日本と共有する事なのです。中国韓国などと現在のように政治対立をしていると、成長が大変です」
【人物紹介】鳩山由紀夫元首相は、東アジア共同体の主唱者であり、韓国料理と韓流が好きな知韓派政治家である。
【記事】
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2014101284351
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