ヨーロッパ、日本を中心に吹いている世界経済の低成長基調が韓国まで拡散している中、韓国経済の成長率が3％台中盤を超えることができるか注目されている。韓国の経済成長率は、当初見通しの4％どころか3％台後半にも満たないという悲観論が高まっている。
経済界では、韓国銀行が修正見通しで成長率を3.6％に下げると予測している。イ・ジュヨル韓国銀行総裁は、韓国の経済成長率が3%台中盤を記録して、当初の予測より低くなると予想した。去る7月の韓国銀行の予測である3.8％よりも0.3％ほど下方修正されることを意味していると解釈される。
総裁は「第1四半期の成長率が3.9％だったが、第2四半期に予測よりも落ちて3.5％を記録した」とし、「第4四半期の状況も容易ではないことを考慮すると、年間成長率はIMF（国際通貨基金）が提示した数値に満たないようだ」と話した。3％台中盤の成長率は昨年（2.8％）よりも高いものであるが、政府目標の4％は下回る予想だ。
経済専門家たちは、内需不振による景気低迷が続き、韓国経済に低成長が続いていると指摘した。IMFは、7日に発表した世界経済展望報告書で、韓国の今年の経済成長率を3.7％と予測している。民間の経済研究所も、今年の韓国の経済成長率は3％台中盤にとどまると分析している。
韓国の低成長基調は、最近のドル高の逆風で成長率の回復に困難をきたしている日本、欧州連合などの先進国の不振と脈を同じくしている。
【記事】
http://www.dt.co.kr/contents.html?article_no=2014101302100457803001
