韓国の研究開発(R&D)支援金の15%に達する2兆5592億ウォンが10大グループに使われていることが分かった。この中の半分はサムスンと現代自動車グループに集中している。
15日、国会未来創造科学放送通信委員会所属のユ・スンヒ議員によると、2009年から5年間、民間部門の科学技術と国防R&D支援金16兆1481億ウォンのうち、10大グループの支援金が2兆5592億ウォンで、全体予算の15.8%に達した。特に、サムスンと現代自動車グループのみで予算の7%に近い1兆1255億ウォンが集中的に支援されている。10大グループを含む大手企業支援金額は、5年間で6兆8939億ウォンで、全体の40%を占めた。つまり、国の支援金の半分ほどが大企業に集中しているということだ。
ユ議員は「国民の血税で執行される国のR&D予算の10大財閥や大企業への偏重は、大企業と中小企業間のR&D能力をさらに二極化させ、競争力の差を一層広がるようにすること」としながら「これは国家が人為的に巨大企業の成長をサポートしている」と力説した。また、ユ議員は「10大グループと大企業は、R&D投資の余力が十分なのにもかかわらず、大規模な国家のR&Dサポートに加え、租税特例制限法に基づいてR&D投資額の3〜4%の法人税減免まで受けて、二重三重の支援を受けている」と主張した。続いて「革新的なアイデアはあるが、資本力が不足し、開発して生産することが困難な中小企業にR&D資源を集中することが国家のR&Dの趣旨にも合致するだろう」と付け加えた。
【記事】
http://www.asiae.co.kr/news/view.htm?idxno=2014101508010310274