京畿道水原に住むキムさん(34)は、フォルクスワーゲンとトヨタカムリで悩んだ結果、カムリを購入することに決めた。カムリの購入条件がかなり良かったからである。キム氏は「ドイツのディーゼル車の燃費が良いと言うが、まだ日本のハイブリッド車にはついていけないようだ。価格性能比を比較してもカムリが良かった。そして、価格の割引までしてくれたので、ディーラですぐに契約しようとした」と述べた。
ドイツ車に押されて、すっかり参った日本車が、円安を武器に反撃に出たのだ。トヨタ、レクサス、日産、インフィニティ、ホンダなどの5大ブランドは、まるで集まって戦略会議でもしたかのように、価格の割引、新車発売など、積極的なマーケティングを繰り広げている。
日本車は、1月から9月までは1万7193台を販売するにとどまった。日本車の輸入車内での市場のシェアは11.8%だ。一方、ドイツ車は、同期間に10万3532台を売って70%以上の輸入車市場占有率(71%)を記録している。
輸入車メーカーの関係者は、「2000年代半ば、日本車が最盛期を送ったかの様に、今ではドイツ車が疾走している。しかし、これもどのくらい続くかは疑問だ」とし「日本車が価格競争力で勝負をかければ、第2の全盛期を迎える可能性もある」と慎重に予想した。
実際、今年1月から9月まで666台を売るにとどまったトヨタは5位入りを目指し、各種プロモーションを発表した。ハイブリッド車であるプリウスを10月中に購入した場合、200万ウォン相当の給油券を提供する。来年施行予定のハイブリッド車に対する政府の補助金100万ウォンの給油券をあらかじめ与えようというものである。
【記事】
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