サムスン電子が不道徳な多国籍企業に与えられる「ピノキオ賞」(the Pinocchio Awards)」の候補に上がった中、民主化のための全国教授協議会は21日、声明を出してサムスン電子側に「サムスン白血病被害者」問題の解決を要求した。
先に「地球の友-フランス」(Friends of the Earth-France)の3つのNGOは、ピノキオ賞の一分野である「汚れた手、満杯になった財布」(dirty hands、full wallet)分野の候補として、サムスン電子、資源採掘企業ペレンコ(Perenco)、建設会社LTFなど3社を選定している。サムスン電子は、中国の請負業者で行われている人権侵害など不適切な行動をしたという理由でピノキオ賞の候補に選ばれた。
全国教授協議会は声明を通して「児童労働、過剰労働などの労働権の最低基準すら守られていない人権侵害企業として選定されているのが韓国の一流企業であるサムスンです」とし「すでに韓国社会でもサムスンは無労組経営、半導体などの電子系列会社の職業病問題などを起こしてきている」と糾弾した。続いて「労働基本権が蹂躙(じゅうりん)されているオフィスで労働者の健康と安全が守られることがないというのは火を見るよりも明らかである」としながら「サムスンの系列会社でも労働者が職業病で死んでいった」と指摘した。
【記事】
http://news.donga.com/3/01/20141021/67331366/1