アップルが市場の予想を上回るアーニングサプライズを記録したというニュースは、すぐにサムスンとのコントラストを作り出しながら、心の中に波紋を起こしている。
アップルは、2014年会計年度第4四半期(7〜9月)に売上高421億ドル、純利益85億ドルを記録した。売上高と純利益が前年同期比でそれぞれ12%、13%増加した。このような業績は、iPhoneの販売好調に支えられたものである。iPhoneの販売実績は3927万台で、ウォール街のアナリストの平均予想よりも100万台多かった。スマートフォン市場の減速にもかかわらず、アップルはびくともしないことを誇示したのだ。
アップルの驚くべき業績は、サムスン電子のアーニングショックとは対照的である。サムスン電子は同期間に、スマートフォンの販売台数の減少などで営業利益が4兆1000億ウォンにとどまった。アップルの純利益と比較すると、半分にも満たない成績である。
そして、アップルとサムスンの格差はさらに広がる見通しだ。実際、ハイエンドに注力するアップルが疾走を続ける一方、サムスン電子は、アップルと中国企業の間でますます立場が不安定な様相である。泣き面に蜂で、国内携帯電話流通構造改善法(小ロット法)も、サムスン電子には悪材料だ。法施行後、新規端末の販売量が急減した。
サムスン電子は、自ら特段の対策を出さなければならない状況だ。中国の追撃が気になるが、そうなればなるほど、アップルとの真っ向勝負を繰り広げ、サムスン電子だけの独歩的な立場を確立する必要がある。新たなブレークスルーを見つけるには、絶え間ない技術革新以外の方法は無いのだ。
【記事】
http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2014102184351&meun=&nid=realtime