第27回東京国際映画祭で第1回SAMURAI賞を受賞した北野武監督が25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた受賞記念スペシャルトークイベントに出席した。
映画専攻の学生を含む若い観客たちに「日本映画の現在と未来」を説明する中で、北野監督は「世界有数の映画祭で賞を受賞したが、アカデミー外国語賞が難しい理由」を説明し、根本的な理由は、日本映画界内部の問題だと批判の刃を立てた。アメリカのアカデミー外国語賞部門で候補に上がるには、一度日本映画界で推薦を受けなければならないが、北野監督は、まだ一度も推薦を受けたことが無い。したがって、アカデミー外国語賞はアメリカではなく日本映画界がノミネーションを塞いでいる現実を批判した。
北野監督は付け加えて「日本のマスコミやメディアが広告とCMがつく大企業資本が投下された作品に熱を上げる上で、何人かが拍手をした作品を観客全員がスタンディングオベーションをしたかの様な誇張と嘘もある」と赤裸裸な告発も躊躇(ちゅうちょ)しなかった。
東京国際映画祭は31日まで開催され、韓国の俳優ではキム・スヒョンが参加して、アジア最優秀俳優賞を受賞した。
【記事】
http://www.newskorea.info/news/articleView.html?idxno=41945